2018/07/13

大腸ポリープ切除術の記録


人間ドックで2年ごとに大腸内視鏡検査を実施して来ましたが、今年の検査で盲腸付近に1cm大くらいのポリープが発見されました。即治療が必要との所見をもらったものの、紹介状を書いてもらえなかったので近所の大学病院に突撃しました。

誰に見せるでもない、とりとめのない記録。

10月某日 11:04 病院受付にて
「受付は11時までなので」
(がーん…会社休んで来たのに)

10月別の某日 受付後、消化器内科にて
「人間ドックでポリープが見つかって、すぐに治療を受けるようにと言われて来ました」(人間ドックの結果をそうっと差し出す)
「紹介状ないの? 写真もないの? えー、ひどいなー」
と言いつつもセンセイはいきなり電話をとり、人間ドックを受けたクリニックに電凸しようとして…でも休診日だったから諦めた様子。
それでも直近で約2ヶ月後の入院 & 切除術 の日取りをサクサクと決めてもらえました。
紹介状を持っていなかったのに初診料は取られなかったと記憶しています。


12月某日
入院 1日目

8:10
病院受付到着。窓口はまだ空いておらず、私が口開け患者でした。
入院のしおりをよく見たら、「8:30までに」ではなく「8:30から」受付と書いてありまし
いつもの人間ドックを受信するクリニックでは「受付はxx:xxまで必須」だったので、つい思い込みがありました。さっそくやらかしたぞ。

8:30
受付終了。病棟に移動し、ナースセンターのヘルパーさんからフロアの説明を受ける。レンタルパジャマに着替えてベッドで待っていると、昼間担当の看護師さんがやって来て、問診のようなものを行い、血圧、体温を測って、俺たちの(いや俺だけの)戦いが始まる。

09:05
10月の入院説明で言われた通り、水 1Lは持参して来ています。

09:55
約45分でモビプレップ 1000mL 終了。
トイレ 1回目。

ここから退屈な時系列なので縮小して記述します。
10:00
500mL 開始。

10:20
500mL 終了
トイレ 2回目

10:30
モビプレップ 500mL 再開

10:45
トイレ 3回目

10:55
モビプレップ 500mL 終了
250mL 開始

11:05
トイレ 4回目

11:10
250mL 終了

11:10
モビプレップ 500mL 再開

11:23
トイレ 5回目 看護師さんチェック

11:24
モビプレップ 500mL 終了  2000mL 完飲
よく混ざっていなかったのか、最後の方はひどくしょっぱかった

11:24
250mL 開始

11:27
トイレ 6回目

11:36
トイレ 7回目

11:40
250mL 終了
事前に用意していた 南アルプス天然水 500mL x2本がなくなったので、ロビーの自販機から 富士吉田の天然水 を買って飲む。飲みやすくて美味しい。500mL 100円。




11:43
500mL 追加で開始。
水分は腸で吸収されてしまうので効率が悪い。

11:50
左腕に点滴用チューブ装着
看護師さんが注射器(?)を絆創膏のような5cm幅のテープの上に置いたため、くっついてしまった。針を刺す行程中で手がふさがっているので、
「すみません、これ(注射器)ちょっと持ち上げてもらえませんか」
と協力を依頼されて、注射器を針を刺していないほうの手で持ち上げる。
この看護師さん、案外ドジっ娘かもしれない。

12:00
トイレ 8回目

12:10
500mL 終了

12:12
500mL 開始
富士吉田の天然水を追加購入して飲む。

12:17
トイレ 9回目 看護師さんチェック

12:44
トイレ 10回目 看護師さんチェック
OKをもらいました

12:54
体温測定 摂氏36.3
切除術後当日、看護師さんから翌日の行動や食事などの制約の説明を受けるとともに、その説明書(というか、コピー1枚紙)を、
「これ、間違って穴開けちゃいました」
と、26穴パンチされたペーパーを差し出す。
やはりドジっ娘だと思う。

なかなか切除術の順番が回ってこない。
暇なので「悶々ホルモン 佐藤和歌子 著」を読みながら待つ。

夜勤の看護師さんに交代。

18:30
突然呼び出されて地下1Fの部屋に移動し、切除術開始

鎮静剤を入れてもらったが全く効果がなく、終始はっきりと意識がありました。
というか、鎮静剤を投与してお尻に麻酔のクリームを塗るまで僅か数秒、麻酔をぬるりと塗る感覚から、カメラがずずっと入っている感覚、術中の会話、伝わっています。
残念ながら私にはそちらのケは無いように思えた。

鎮静剤って効く人には数十秒で効くらしいです。

18:40
切除術終了し、車椅子で病室へ移動しました。
人生初車椅子。ちょっと嬉しいような、申し訳ないような。

18:55
血圧測定、体温測定 摂氏35.9度。
なにやら端末を見ながら看護師さんが、
「今日は食事なしで、20時以降なら水、お茶は飲めます。朝食は…あれ? 入ってないですね。センセイ入れ忘れかも。無しでいいですか?
とは言ったものの、後で朝食を用意してもらえるように配慮してもらえました。
ただし、ポリープ切除術患者用のお粥ではなく、通常メニューとのこと。

とにかく暇なので、kindleにダウンロードしておいた本を読んだりして過ごす。
大部屋なので話し声も聞こえてくる。

右のほうのベッドにいるのは今日入院して来た 21歳の青年で、何かの手術の3度目らしい。医療関係者で看護師さんと共通の知人が病院内に居るらしく、ちょっと盛り上がっている。
看護師さんはちょっと早口で抑揚少なく、ハスキーな声。アニメでいうと髪はショートでツンデレ委員長な眼鏡っ娘タイプ。くっ 羨ましい(姿は見ていないので妄想です)

このツンデレさんに限らず看護師さんで凄いと思ったのは、雑談をしているのに、看護の要件にパッと話を切り替えられるところ。
「そうですねー」と談笑していたと思ったら、「じゃあ腕出してー」と突然真顔に切り替わる。左脳が二つあるのか。


入院 2日目

03:20
看護師さんの気配で目が覚める。
朝6時過ぎにも点滴チェックに来たので、3時間おきくらいに様子を見に来てくれているようです。大変な仕事だと思います。





8:40
朝食。
トレイに名前とメニューが書かれた小紙には "一常(ごはん180g)"と書かれていました。
メニューは、炒り豆腐(キャベツ、ニンジン入り)、インゲン豆の御浸し(一切れだけニンジン入り)、白菜の味噌汁(濃いめ)、白米(180g、結構多い)、ヨーグルト、麦茶。500kcalくらいかな?




術後の食事制限表を読むと、白米は少量なら食べて良いグループでした。180gは茶碗一杯強で多めですけど、まぁいいか。完食しちゃったし。

11:00
退院の説明を受け、ベッド周りを片付けて、自動支払機でお金を払って、無事に退院しました。


切除した部位の生検結果を聞くため、2週間後に再度通院する予定です。基本的にそれまでは食事制限と飲酒の制限があり…というものの、2週間もうどんと豆腐生活はできないので、油物を控えた普通の食生活に戻っていると思います。

お酒も1週間空ければいいんじゃないかな。
(自己責任でお願いします)


2週間後、生検の結果を聞くために通院。
特に悪性ではなかったとのこと、大きさは約6mm、一年以内に再度内視鏡検査を受けた方が良いこと、というアドバイスを頂いて、ひとまず終了です。
人間ドック結果の 1cm以上 とは何だったのか。不誠実なところが散見されたので、次のドックは別なところにしようかと少し考えています。


生命保険の入院特約で給付金請求したら、入院費用その他もろもろ合わせても十分に元が取れてしまい、身を削って一儲けでした。出来るものならしたくはないですが。

給付金請求書を作成しているときに分かったのですが、内視鏡を用いた大腸ポリープ切除術は手術の扱いではありません。たしかに看護師さんも「ポリープのしゅ…せつじょ」と言い直して、決して「手術」という表現を使いませんでした。いろいろ定義があるみたいです。

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